IrisBooks ユーザーマニュアル
IrisBooks は、日本向けに作られたローカルファースト方式の複式簿記ツールです。 あなたの帳簿は、どこかのデータベースの中の行ではなく、自分のマシン上にある プレーンな Markdown と YAML ファイルのフォルダそのものです。帳簿には2つの 入り口(レンズ)からアクセスします。
- 自分の AI アシスタント(Claude、Cursor、Copilot など)が操作する
irisコマンドラインツール - 閲覧・編集・レポート・共同作業のための一次インターフェースである Web アプリ
どちらも同じフォルダを読み書きします。独自フォーマットに閉じ込められること はありません。フォルダを zip して税理士に渡す、端末間で同期する、完全に オフラインで使う — すべて自由です。
対象読者
- 事業主の方 — 自分で記帳し、青色申告・確定申告をするフリーランス、 個人事業主、中小企業。まずは CLI と自分の AI から (CLI と自分の LLM で記帳する)。クラウドを使うなら Web アプリも追加で使えます。
- 税理士・会計事務所の方 — 多数のクライアント帳簿を扱う方。 Web アプリ が主たる作業面です。CLI とアクセストークンで クライアント横断のスクリプト処理もできます。
目次
- はじめに — インストール、最初の帳簿作成、最初の記帳。
- 基本コンセプト — 帳簿・仕訳・勘定科目・ステータス・ レポート・同期・年度の締め。
- CLI と自分の LLM で記帳する — ファイルファーストの ワークフロー(完全オフライン)。
- Web アプリを使う — 仕訳・レポート・元資料・履歴・設定・ 共同作業(クラウド)。
- メールで書類を取り込む — 帳簿の受信アドレス、送信者 許可リスト、隔離メール。
- 外出先の AI から帳簿へ(リモートコネクタ) — スマホから数字・下書き・領収書(クラウド)。
- 日本の税務・コンプライアンス — 優良電子帳簿、 消費税、固定資産・減価償却、年度締め。
- CLI コマンドリファレンス — 全コマンドとフラグ。
- 帳簿ファイル形式リファレンス — 帳簿のディスク上 の構造。
- トラブルシューティング — 検証エラー、同期の拒否、 コンフリクト。
60秒でわかる全体像
your-book/
├── config/ # 帳簿設定 + 勘定科目表
├── raw/ # 銀行CSV・領収書・請求書を置く場所
├── journals/ # 複式仕訳。1件1 Markdown ファイル
├── notes/ # AI や税理士と共有する作業ノート
└── compiled/ # AI 生成レポート(再生成可能)
あなた(または AI)が銀行明細を raw/ に置くと、AI が仕訳を提案し、あなたが
レビューし、iris validate が計算をチェックし、iris balance が試算表を
表示します。クラウド同期を使うと iris sync がすべてをクラウドにミラーし、そこに
Web アプリ・税理士・タイムスタンプ付き履歴が存在します。